再診の患者さまへ (2016年12月6日更新)

(東京都:銀座・有楽町・新橋・築地|歯科)
 

ご予約と定期検診につて
師走を迎え今年も残り少なくなり、急に寒くなってきましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。


NEW! (更新情報)
※ ※ < お知らせとお願い> ※ ※

今月のご予約状況は
12月26日までのご予約が満員となっております。
定期検診などお急ぎでない方は
来年1月9日以降のご予約をお願い申しあげます。

また土曜日をご希望の場合は平成30年1月6日以降になります。
土曜日に限りましては、キャンセル待ちのご予約もお受けしています。

急なお痛みなどで、当日のご予約の場合には
急患枠での診療になり
診療時間が短くなる場合がございます。
あらかじめご了承くださいます様にお願い申し上げます。

また現在キャンセル待ちの患者さまもいらっしゃいますので
もしご来院の都合がつかなくなった場合は
前日までにご連絡頂く様にご協力をお願いします。
何卒よろしくご協力の程お願い申しあげます。

○ ● ○ ● ○


※※ 定期検診について ※※

歯周病やう蝕を始めとする歯・口腔疾患は生活習慣病の側面が大きく、
初期には自覚症状も乏しいため、治療後のお痛みや違和感が消退した後のメインテナンスが非常に重要です。
当院は全体の患者さまの半数以上が治療終了後の経過観察や定期検診でご来院されています。

これらの方々は過去10年間の歯の平均喪失数(智歯を除く抜歯に至った歯の本数)が0.05本以下を達成されています。
つまり95%以上の患者さまが10年以上一本の歯も喪失することなく、
ご自身のメインテナンスと当院の検診のコラボレーションにより、
長年健康な口腔環境を維持されています。

このことは当院にとってかけがえのない財産で、
山本歯科医院は歯を何より大切にされる意識の高い患者さまとの深いご信頼の絆により、
恵まれた診療環境を維持しております。

今後もこの環境を持続させていただくためにも、以下の点についてご協力をお願い申しあげます。


(1) 当院は患者さまのご協力のもと完全予約制で診療しております。
前の患者さまの治療が長引いたり急な患者さまが来院された場合を除いて
ご予約時間ちょうどに診療室にお入りいただきますので、
なるべく5分前には到着し準備を整えて待合室でお待ちください。
原則としてお約束の時間にはお一人の患者さまのみ、ご予約をお入れしています。

(2) 当院はご遠方からご通院の患者さまも多く、
遅刻してご来院されるとその後の患者さまに大変ご迷惑になります。
10分以上遅刻される場合はご予約を変更していただくか
応急処置のみとなる場合がありますので早めにご連絡ください。
また直前や無断キャンセルは当日診療をご希望の患者さまを診療することができない上、
当院にも多大な経済的損失を生じます。
当日および無断キャンセルは極力なさらない様にお願い申しあげます。
3回以上繰り返される場合は予約診療をお断りする場合がありますのであらかじめご了承ください。
万が一、急なご変更やキャンセルの場合は
診療時間外でも当院の留守番電話にメッセージを録音していただけると大変助かります。

(3) 当院は通常の診療時間を1回30分としておりますが、
当日の診療状況によっては診療時間が延長する場合もございます。
診療後、患者さまのご予定の関係で30分以内に診療終了をご希望の場合は
あらかじめ診療前にお申し出くださる様にお願いします。

(4) 当院の診療方針として第一に患者さまの自己治癒力や成長のプロセスを重視して、
過剰な歯の切削や歯周外科処置、お薬の処方をできる限り少なくする様に心がけております。
自己治癒力を発現させるためには診療の間隔(時間)と診断のタイミングが非常に重要ですので、
ご通院中は症状の有無にかかわらずご自身の判断でご予約日を頻繁に変更しない様にお願いします。

(5) 久しぶりのご来院時、またはご通院中に他科に受診したり新たなお薬を服用された場合には
その都度、必ずお申し出ください。

(6) 海外やご遠方からご来院の患者さまで、
短期間に集中して治療をご希望の場合は日程を調整しますので院長に直接ご相談ください。
海外からの再診の場合はメールでのご予約も受け付けています。

以上、皆様のご協力の程よろしくお願い申しあげます。




 

歯科治療の全身的な影響について
  
まず皆さま方ご自身が歯の治療を受けに行くことを想像してみてください。
もし歯科治療に対し信頼感もを持って安心して治療に臨み、歯科医師により適切な治療が行われば、
アレルギーなどの特異体質や他の重篤な疾患をもつ方を除いては、
治療前後の全身への影響も最小限でQOLは改善され、
それによって快適な社会生活を維持することが可能となります。
 しかし、もし歯科治療に対して恐怖感や不安感がとても大きい場合、
この状況が急変することがあります。
治療前の緊張感から動機、息切れ、発汗などを自覚し、
治療中では局所麻酔の針の刺入による痛みや、歯を削るタービンの音だけでも貧血を起こしたり、
逆に血圧の上昇など、より全身的に不安定な状態になるかもしれません。
この様に歯科治療では有意識下の状態で、
普段他人からはほとんど触れられることのないプライベートな領域に様々な処置を加えることから、
過去の治療経験や潜在的な意識によってもたらされる恐怖感や、
痛みによる心理的ストレスの大小により、
個々の全身へ影響が大きく異なる特徴があります。
これらの歯科治療に伴う不快症状は様々な処置や手術がきっかけとなって
一時的に自律神経失調をきたすことによって起こり
その場合の症状は大きく次の様に分類できます。
①血圧の異常下降 いわゆる脳貧血 ②血圧の異常上昇 ③心拍数の異常増加
④心電図の変化 ⑤期外収縮 ⑥過呼吸
これらを予防・軽減するために歯科領域ではリラクセーションなどを目的とした、
様々な代替療法やホリスティックなアプローチが試みられています。

処置や健康状態による影響

 次に心理的な要因の他にも歯科治療において
全身に大きく影響する可能性のあるそれぞれの事項について見ていきましょう。

1.局所麻酔 歯科治療において最も日常的に使用されているのは
キシロカインという局所麻酔薬です。
現在キシロカインは最も安全性の高い局所麻酔薬ですが、
その成分には有効成分として塩酸リドカイン、
血管収縮薬としてエピネフリン、その他保存料などの添加物が含まれています。
これらの成分に対して特異的にショックなどの副作用を起こす体質の方がいるので、
過去にその様な既往のある場合は特に注意が必要です。

2.抜歯や歯石の除去などの外科的な処置
これらの処置によって歯肉や粘膜の毛細血管から口腔内の細菌が体内に侵入して、
一時的に菌血症(全身の血液内に細菌が多くなる状態)が生じます。
献血の際に最近の歯科治療の有無を質問されるのはこのためです。
健康な人では様々な免疫機能が働いて侵入した細菌は血液中で排除されますが、
末期癌や免疫不全の方では敗血症を起こす危険性があります。

 

3.各種全身疾患の有無
高血圧症 収縮期血圧180mmHg以上、特に拡張期血圧90mmHg以上ある方。
心疾患  6ヶ月以内に狭心症、心筋梗塞などの既往のある方。
腎疾患  糸球体腎炎や腎不全、ネフローゼ症候群などの既往のある方。
糖尿病  空腹時血糖値が150mg/dl以上ある方。さらに低血糖の生じやすい方。
これらの症状にあてはまる時は歯科治療によって全身状態が急変する場合があります。

4、処方薬の影響
歯科で主に処方される薬は抗菌薬と鎮痛剤です。
これらの薬に対してアレルギーなどの副作用の経験のある方をはじめ、
他の疾患で既に薬を服用している方も、飲み合わせの問題が生じますので

必ず担当医に申し出ることが必要です。

治療後の長期的な影響について

1、歯科用金属
異種の金属が口腔内で同時に存在すると、唾液や歯の組織液により
電位差が生じ微少電流が発生し一方が溶出します。
特に金や白金などの貴金属とアマルガムに含まれる
水銀・銀・錫・銅が反応し微量に溶解するので混在しない様に注意が必要です。
歯の修復にはできるだけ同一の金属やセラミックスなどを使用するのが望ましく、

特に歯科用の金属に対してアレルギー体質が疑われる方にはパッチテストなどの検査を行います。
皮膚科領域では掌蹠膿疱症との関与も示唆されています。

2、噛み合わせの問題
高さの合わない金属や義歯などにより顎関節の異常をはじめ
自律神経の失調、頭痛、耳鳴りめまい、姿勢の偏位などの様々な症状が報告されています。
しかしこれらは歯科治療を受けていない方でも、
ご自身の歯並びの不調和や食いしばりなどの習癖によって起きる場合がありますので詳しい鑑別診断が必要です。

3、各種生活習慣病の予防効果
日本人の80%以上が罹患している歯周病の治療によって
糖尿病の血糖値の安定化、早産や誤嚥性肺炎、虚血性心疾患など、生活習慣病をはじめ
各種全身疾患に対する予防や改善の効果が多数報告されています。

以上、歯科治療の全身への影響について簡単にまとめてみました。
とかく歯科治療のイメージは不快感と結びつきがちですが、
これは逆に口や歯がどれほど人間にとって大切な器官かということを表しているのではないでしょうか。
適切な歯科治療と口腔疾患の予防は食生活のみならず発音、審美性などのQOLを改善し、
全身的な健康維持にも大きく寄与します。


皆さまが歯の健康を守ることで、より豊かな社会生活を送られることを願い、
哲学者で元大阪大学総長の鷲田清一先生の言葉をご紹介したいと思います。

「口には人間の幸福の全てが凝集している。飲む、食べる、人と話す、泣く、歌う、愛撫する。
これは人間にとって本当に満ち足りた気分、幸福を与えてくれるものばかりである。
美味しい感覚を楽しみ、感情表現(泣き、わめき、笑う)、
そして他人と接触することができる。
人の幸福の一番大事なものは全部口に担われている。
口はそれほど大事な器官なので歯の治療のみならず、
人間の幸福を背景とした中で歯を見ていただきたい。」


 


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